eGFRは腎臓が血液をろ過し、尿として排泄する機能の目安として使われる指標となります。
血液検査で測定したクレアチニンの値から推算されることが多いのですが、体格による影響も大きく受けるため、糖尿病などによる腎障害の程度を評価する際には体格(体表面積)で補正した値が用いられます。Pep Upで表示しているeGFRの値はお預かりした健診結果のクレアチニンの値から弊社内で計算した、体格補正後の値となっています。
一方で、医療現場ではお薬の投与量などを調整する際などに、体格での補正を行わない、実際のeGFRを推算するなど、eGFRの計算方法にはいくつかの種類がありますので、用いている計算方法によって値の振れ幅もありますし、体格による補正がなされていない値の可能性もあります。
その結果、Pep Up上の判定が「生活習慣の見直し必要」の判定となっていることがありますが、eGFRの値は単年の結果だけでなく、経年での数値の変化(低下)が大事とされます。
早期(軽度機能低下)のうちは、生活習慣改善による予防もしやすい状態となりますので、ぜひ参考になさってください。